仮想通貨大暴落の原因(2022年5月)

まえがき

仮想通貨はハイリスクハイリターンなので、2021年の5月の暴落を見ても、こういうことはよくあることではあることを、念頭においてこのブログを見てくれたらと思う。

 

 

仮想通貨暴落の理由

1.米国株の下落

2.Terra LUNAの崩壊

3.ロシアとウクライナ戦争の不安要素

主な原因は1と2だと言われている。

 

全体的に仮想通貨価格の20~30%が落ち、40~50%下落しているものもある。

 

1.米国株の下落

その原因として挙げられるのが、米国のインフレ(物価上昇)である。

そのためアメリカ政府が金融の引き締めという形で、金利を上げるなどの対策を取っている。

代表的な米国企業Netflixの株が暴落している。

その理由として、コロナウイルスの世界への影響が弱まることにより、外出する人が増え、stay homeの必要がなくなり、単純に館員数が伸びなくなったことが挙げられる。コロナ中にかなり業績が上がっていたIT企業の株価も伸び悩んでいる。

news.yahoo.co.jp

ナスダックも下落。

コロナ渦の中も株価は下がらずイケイケな状態であったが、コロナも明け始め、そろそろ勢いがなくなってきたのかもしれない。

米国株の影響を少なからず受けてしまう仮想通貨の性質もあるので、価格が下落しているのかもしれない。

 

2.Terra LUNAの崩壊

ステーブルコインは主に3種類ある。

法定通貨担保型

②仮想通貨担保型

③無担保型(アルゴリズム型)

 

法定通貨とは世界各国が発行している米ドルや日本円など既存の通貨のことで、

既存の法定通貨を担保にして発行されるステーブルコインを、法定通貨担保型という。

ステーブルコインを発行している企業や運営の主体がそのステーブルコインと同額の法定通貨を担保にし通貨の価格が維持されている。

例: USDTなど

法定通貨担保型が法定通貨を担保にしているのと同様に、イーサリアムなどの仮想通貨を担保にしているのが仮想通貨担保型のステーブルコインだ。

例: DAI

無担保型は法定通貨や仮想通貨を担保とせず、発行主体が需給の状況を常にチェックしながら供給量を調節し、価値を保つことを目指すステーブルコインである。価値を保つためのアルゴリズムを開発し、アルゴリズムが自動的に供給量を調節するため、アルゴリズム型とも呼ばれている。

例: UST

 

今回まさに暴落したTerra(LUNA)が③の無担保型(アルゴリズム型)のステーブルコインである。

 

japanese.joins.com

 

 

Terra(LUNA)とは、韓国のTerraform Labs社が開発を開始した米ドルなどの価格にペッグしたステーブルコインを発行するプロジェクトです。

LUNAとはTerra上で発行されているガバナンストークンのこと。

USTというステーブルコインも運営している。

このLUNAとUSTの売買によって価格を維持するわけである。

 

今回は、何者かの攻撃とも言われているが、この詳細については次のブログでまとめていこうと思う。

 

運営がBTCをたくさん保有しているので、BTCを売りその資金をUST維持のために使うことが予想された市場でBTCも下落の影響を受けることになった。

 

アルゴリズムで価格を調整しているステーブルコインは未だ他のステーブルコインに比べて危険度が高いと思われる。

というのも、去年にIRONというアルゴリズム型のステーブルコインが暴落した。

 

www.coindeskjapan.com

 

 

 

3.ロシアとウクライナ戦争の不安要素

これによる原油、エネルギーの価格の上昇。

そして単純に戦争の不安要素で今後何が起こるかわからない、ということがあったりする。

 

 

 

「これから仮想通貨の冬が来がくるとしても、

自分のよくわからないものには投資するな!」ということですね。